IBM-X30 で Windows98 から Windows 8 までインストールしてみました。


IBM-X30 2002 年頃製造のノートパソコン、モバイルPentium-Ⅲ 1.2GHz シングルコア、チップセット 830GM、メモリ 256MB × 2

1024×768 液晶画面、Windows 2000 Professional がインストールされていて、DVD-ROM/CD-RW ウルトラベース付きを、

2006 年に中古で、63000 円で購入して、2008 年に、バルクメモリの 512MB × 2 ( 搭載できる最大メモリ ) を18000 円で交換しました。

Windows XP, Windows Vista, Windows 7 を順次インストールして、2011 年まで、現役で使用しました。

この IBM-X30 で、Windows 98 から Windows 8 までインストールしてみました。

各種ドライバは、lenovo サイトからダウンロードできます。

********** Windows 98, Me, 2000, XP, Vista, 7, 8, 8.1 スペック  **********

          最低メモリ   必要メモリ     必要CPU       対応I.E.  対応WMP  発売日    サポート終了

Windows 98    64MB    128MB     150MHz シングルコア   I.E.6   WMP9   1998/07/25   2006/07/11

Windows Me   128MB    256MB     500MHz シングルコア   I.E.6   WMP9   2000/09/23   2006/07/11

Windows 2000   96MB    256MB     500MHz シングルコア   I.E.6   WMP9   2000/02/18   2010/07/13

Windows XP   160MB    512MB     1GHz シングルコア     I.E.8   WMP11  2001/10/25   2014/04/08

Windows Vista   1GB      2GB     1GHz デュアルコア     I.E.9    WMP11  2007/01/30   2017/04/11

Windows 7      1GB      2GB     1GHz デュアルコア     I.E.11   WMP12  2009/10/22   2020/01/14

Windows 8      1GB      2GB     1GHz デュアルコア     I.E.11   WMP12  2012/10/26   2023/01/10

Microsoft Security Essentials のアップデイトもサポート終了日までになります。

********** Windows 98 **********

MS-DOS, Windows 3.1, Windows 95, 98 の過去のゲームソフトを動作させるには、最終バージョンの 98 SE がお薦めです。

ゲームソフトは、グラフィックに依存するので、対応 Windows 以外では、動かない場合が多いようです。

ゲームソフト以外は、Windows 95, 98 用が、Windows 8 の 64bit 版で正常に動作する場合があります。

バーチャルマシンより実機の方が良いので、昔のノートパソコンを一台保有すると楽しめます。

Windows 98 のインストールは、CD-ROM ブートが出来ないので、起動用フロッピー・ディスクから起動します。

インストール CD-ROM には、IDE 接続の 64GB 以下の HDD と CD-ROM のサポートしかありません。

メモリは必ず 512MB 以下にします、それを超えるとすぐフリーズします。

Windows95 時代の FMV-NUⅢ16 ( メモリ 160MB ) にインストールしました。

FMV-NUⅢ16 ( 166MHz 32MB ) は 1998 年に新品で、32 万円で購入して、その後メモリ 128MB を増設しました。

Windows 98, Windows 2000, Windows XP を順次インストールして、2006年まで、現役で使用しました。

FMV-NUⅢ16 は Windows 98SE で保有しています。

サポート終了後の Windows は、インターネットをしないで、LAN にも接続せずに使用するのが基本です。

IBM-X30 は、インストールの途中で、CD-ROM ドライブが認識できなくなり、インストールできません。

また FMV-NUⅢ16 の Windows 98SE の HDD と交換しても、サウンド・ドライバがインストールできず、音がでません。

IBM-X30 は、ディスプレイ・ドライバがインストールできず、640×480 画面です。

********** Windows Me **********

Windows 95 系の最後の OS です、そのため Windows 3.1, Windows 95, 98 のソフトが動作します。

ハードウェアの条件が、最近の中古パソコンでも、規格が違いすぎて、インストール出来ない場合が多いです。

Windows 2000 の後に発売されたので、よけいに安定度が悪く感じられ短期間しか使用しませんでした。

Windows 98SE より安定度が悪いですが、メモリは、512MB にするのが良く、それを超えるとすぐフリーズします。

Windows Me のインストールは、CD-ROM ブートが出来ないので、起動用フロッピー・ディスクから起動します。

インストール CD-ROM には、IDE 接続の 64GB 以下の HDD と CD-ROM or DVD-ROM のサポートがあります。

IBM-X30 は、USB フロッピー・ドライブとウルトラベース X-3 及び CD-ROM or DVD-ROM ドライブが必要です。

起動時に F1 キーを押して、BIOS Setup → Startup → Boot →

Removable Devices, CD-ROM Drive, Hard Drive の順番にして、起動用フロッピー・ディスクから起動します。

IBM-X30 は、SoundMax 5.12 をインストールすると音が出るようになります。

830MG 4.13.01.3264 をインストールすると、1024×768 画面に出来ます。

IBM-X30 で、正常に動作する、唯一の Windows 95 系の OS です。

********** Windows 2000 **********

Windows NT 系の OS です、そのため Windows 3.1, Windows 95, 98 のゲームソフトは、動作しない場合が多いです。

IBM-X30 販売時は、Windows 2000 Professional に、メモリは、128MB ( PC-133 SDRAM ) でした。

メモリも 96MB でも動作し、95 系より安定していた Windows 2000 ですが、動作するゲームソフトが少ないです。

CD-ROM ブートが出来るので、フロッピー起動ディスクが不要です、DVD-ROM ドライブも使用できます。

インストール CD-ROM には、IDE 接続の HDD と CD-ROM or DVD-ROM のサポートがあります。

IBM-X30 は、ウルトラベース X-3 が無くても、USB CD-ROM or USB DVD-ROM でインストールできます。

IBM-X30 は、SoundMax 5.12 をインストールすると音が出るようになります。

830MG 6.13.10.3510 をインストールすると、1024×768 画面に出来ます。

 

********** Windows XP **********

Windows NT 系の OS です、XP になってから、XP 用ゲームソフトも数多く販売されました。

XP までの周辺機器も多く、64bit Windows では、動作不可の 16bit ソフトも動作する事もあり、

CPU 1GHz, メモリ 500MB ~ 1GB 程度のノートパソコンを所有していれば、処分せずに、

32bit Windows として XP パソコンを 1 台保有すれば、後で役に立つでしょう。

保有する場合は、2 ~ 6 ヶ月ごとに電源を入れて、1 時間程度は動作させるのが良いです。

バッテリーが接続してあれば、1 ~ 3 ヶ月ごとに AC アダプターを接続して充電が必要です。

IBM-X30 は、SoundMax を自動認識して音が出ます。

IBM-X30 は、ビデオ コントローラが認識されていませんが、OS 標準ドライバで、1024×768 画面に出来ます。

830MG 6.13.10.3510 をインストールすると、更に詳細な設定が出来ます。

IBM-X30 は、Windows XP で、LAN に接続しないで、保有します。

********** Windows Vista **********

IBM-X30 程度のスペックでは、動画サイトの動画が途切れる Windows Vista です。

IBM-X30 は、音が出ないので、コントロール パネル → システム → デバイス マネージャ → サウンド コントローラ → ドライバ →

ドライバの更新 → コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します → コンピュータ上のデバイス ドライバの一覧から選択します →

製造元 → Intel モデル → Intel(r) AC'97 Audio Controller → 次へ → はい

IBM-X30 は、ビデオ コントローラが認識されていませんが、OS 標準ドライバで、1024×768 画面に出来ます。

発売当時の、評判が悪かったのですが、グラフィックの機能が上がり、その当時のパソコンでは能力不足でした。

Vista が一番動作が重く、7, 8 と順次動作が軽くなりましたが、画面デザインは一番凝っています。

CPU がデュアルコアで、メモリが 2GB 以上のパソコンなら、快適に使用できます。

********** Windows 7 **********

Windows 7 から メモリを 4GB ~ 8GB 搭載して、64bit 版をインストールするのが、一般的になりました。

64bit 版 でも Microsoft 製のゲームソフトなら、Windows 95, 98 用が動作する場合があります。

IBM-X30 には、32bit 版がインストールできます、Vista よりも軽くなりましたが、動画サイトの動画が途切れます。

IBM-X30 は、音が出ないので、Realtek AC'97 6.305 が必要、6305_Vista_Win7_PG537 をネット検索でダウンロードしてインストールします。

IBM-X30 は、ビデオ コントローラが認識されていませんが、OS 標準ドライバで、1024×768 画面に出来ます。

アイドル状態で、メモリを 500MB 使用して、I.E. でタブを開いていくとメモリがすぐに足りなくなります。

CPU がデュアルコアで、メモリが 2GB 以上のパソコンなら、快適に動作します。

IBM-X30 で、動作する、最後の Windows で、延長サポートは、2020年1月14日までです。

********** Windows 8 **********

IBM-X30 のモバイルPentium-Ⅲは、SSE2 に対応していないのでインストールできません、SSE2 対応は、Pentium 4 からです。

8 は 7 より画面デザインもシンプルで動作が軽くて起動時間も早くなり、ソフトの互換性も、7 と同等です。

Pentium 4 以後のパソコンで、画面サイズが、1024×768 以上であれば、インストールできます。

XP 時代の lenobo X-61 ( メモリ 8GB ) に、販売記念 64bit 版 ( 3300 円 ) をインストールしました、1024×768 画面ですが、動作は快適です。

Classic Start Menu をインストールすれば、メトロ UI をスキップして、スタートメニューが復活します。

********** Windows 10 **********

IBM-X30 のモバイルPentium-Ⅲは、SSE2 に対応していないのでインストールできません、SSE2 対応は、Pentium 4 からです。

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